「ペグが空回りして弦が張れなくなってしまった」
「ギターのペグって自分で取り替えられるの?」
「自分で取り替えた後の音質って大丈夫かな?」
こんにちは。
ギターが大好きです、キャシーです。
この記事ではギターのペグ交換について紹介します!
① ペグの外し方と取り付け方
② ペグの選び方
③ ペグにかかる負担の原理
ペグの外し方
まず、裏にある留めているネジを外します。
(写真は外してしまったあとです、すみません)
次に、表の六角ボルトを外します。
上記2箇所のネジを外すと、ペグが外れます。
ペグを外したときに、小さい部品達が落ちるかもしれないので、わかるように置いといてください。(壊れていなかった場合、もう一度使うためです)
取り付け方
付け方は、外し方の逆をやっていきます。
ペグをセットする→六角ボルト→裏の小さいネジ
ただ、付ければいいだけです。はっきり言って、ちょー簡単です。こんなに簡単だったのかと、びっくりしました。
(2弦が付け替えたペグです)
ペグ交換で一番重要なこと
ペグには種類があるので、同じメーカーのものや、同じモデルのものを購入するとすぐにつけられます。
値段だけで選んでしまうと、新たにネジ穴をあけたり、ペグの穴を削る作業が出てきて難しくなります。なので、自分で交換する人は、全く同じ種類のペグを購入することをおすすめします。
私は、今回Ariaのギターだったので、ARIA ( アリア ) / AT-240Gを購入しました。
続いてそのペグと購入したお店を紹介します。
交換したペグ
ARIA ( アリア ) / AT-240Gというペグを購入しました。
私はギターの道具を購入するときはほとんどサウンドハウスを利用しています。
サウンドハウスでは、1566円で送料込みだったので、旦那さんが探してくれた中では一番安かったので、そちらで購入しました。(※サウンドハウスは、Amazonや楽天市場に出店していません)2018年11月14日時点
めちゃくちゃキレイです!!(新品だから当たり前なんですが)
ペグには向きがあるので、どの穴に、どれでも入れられるわけではありません。右半分と左半分でわかれてます。一応、同じ場所のペグを選んで付け替えました。
【Amazonや楽天でも売ってます】
ペグが壊れる原理
そもそもなぜペグが壊れてしまうの?
と思って、調べたので、ご説明します。
こういうことなんですよ。この図で伝わりますでしょうか。。。
弦が引っ張る力って、相当ペグに負担がかかっているんだということが、今回ペグを外してみてわかったことでした。
太い弦ほど、この引っ張る力が強いらしいので、ペグへの負担も増えます。
こうやって知っていくと、ペグって消耗品だったんだーと改めて知り、納得することができました。
私が取り替えようと思った経緯
弦を張り替えるときに、2弦のペグが途中で固くなって動かなくなりました。
少し力を入れて回すと、回るようにはなったけど、空回りしています。
(ペグを回しても、弦を付けている突起部分が動かない)
え?ペグ壊れた?
ということで、とりあえず、外してみることにしました。
(めちゃくちゃ汚い)
私はこれを見た時に、壊れているということに気づかず、
あ、これ汚れてるから回らなかったのか
そう思って、掃除し始めたんですよ。でも、これ、壊れてるんですよ。なので、まずは、ペグが壊れているかどうかを確認しましょう。
すでに6弦、5弦、1弦を張っていた状態だったんですが、その状態のままギターケースに閉まって、新しいペグをネットで注文しました。
壊れていたらペグ交換。
壊れていなければキレイにしましょ。
ペグ壊れているか確認する方法
壊れていないと思われるペグをもう一つ外して、比べてみるのが一番早いです。
私が使っているペグは本来、
こういう状態なんですね。
そして壊れているペグが、
この状態だったんですね。
わかりますかね?中央部分が壊れちゃってるんですよね。
これを見比べたときは、ああ、もうこんなとこ壊れてたら直せない。取り替えるしかないな。とすぐにわかりました。
ペグの掃除方法
ペグのメンテナンスとして「掃除だけをしたい」という方は、参考にどうぞ。
調べたところ、「超音波洗浄」が有力情報でした。
ですが、我が家にはありません。最初はウエットティッシュ、つまようじ、綿棒を使って掃除しました。結構キレイにはなったけど、完全には無理です。
ご法度かもしれないけど、このままペグが回らないよりはいい!と思って、お湯で洗浄してみました。すると、ほとんどキレイになりました。そのあと、ドライヤーをあてて完全に乾燥させました。
付け替えた後の音色について
ペグをいじってしまうと、音色が変わってしまう。
といわれている情報も知ってますが、かなり耳がこえた人でないと、そんな違いには気づきません。
実際に幼少から音楽環境の中で育ってきた私でも、音色が変わったという感覚はありません。今も今まで通りの好きな音が出ています。
むしろ、自分でメンテナンスすることによって、ギターが少しおかしくなってきた状態で気づくようになります。
「壊れる前」に自分で気づくようになるので、ギターにとってもそのほうが優しいです。
以前の私は、自分でギターをメンテナンスすることはありませんでした。結婚後に旦那さんが、ギターの弦を綺麗に張り替えたり、しっかりケースにしまったり、ボディを拭いたりしている姿を見るようになりました。
私の弦もこまめに変えてもらってるんですけど、弦がさびている音がわかるようになりました。
今は「自分たちが持っているギター7本のメンテナンスを自分たちでできるようにしよう」といろいろチャレンジしています。(追記 2021/03/02には5本になりました)
その中で、今回のペグの事件でした。そのギターは14年使っていて、ペグ交換は一度もしたことがありませんでした。
壊れてるペグを時間をかけて掃除までして、終わったあとに壊れてたことを知ったりと、時間がかかりました。でも、そうやって一つ一つ自分でやると、よほどの損傷がない限り、ギターの寿命が来るまで自分の手で治していけるようになります。
1つのことができるようになれば、7本分のギターを自分で大切にできます。これって、めちゃくちゃ大きいことです。
そして、やってみて思ったもう一つのこと。
1つのペグが消耗しているということは、他のペグも消耗している。
だから、全部取り替えようということになりました。上記しましたが、今回は弦を張っている途中でペグ交換したので、次の弦交換で他5つのペグも全部取り替えました。
まとめ
① ペグを外す
② ペグの型番を確認
③ 全く同じ型のペグを買う
④ ペグを付ける
今回ペグを自分たちで取り替えてみた感想は、めちゃくちゃ簡単だということです。
ただ、注意点があり、
・六角ボルトをしめるときに、木に対してめりこむまで締めないように!
・ペグを買うときは、型の種類があるので、よく調べて買うこと!
ここだけは気をつけてください。全く同じペグを探すということに時間がかかります。なので、一度取り替えたことがあるものは、メモをとって型番がわかるようにしておくといいです。
どうしても、同じ型番がないときは、穴をあける作業なども入ってきますので、私はプロに任せたほがいいのではないかなと思っています。
チューニングしているときに「ピキッ」って弦がなり始めていたら、それはペグが消耗している証です。
できればペグが壊れるまえに、新しいペグに取りかえられるとベストかなと思います。自分が使っているギター、愛をもって可愛がっていきましょう。
Thanks, Cathy
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