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ピアノソロの楽しさ「なりきって演じる」

ピアノソロ 上達方法 好きな音楽

こんばんは、キャシーです。

 

今日は、久しぶりにピアノを弾きました。

 

弾いているうちに、気づいたことがあったので、そのことについて書きます。

 

ピアニストとは役者なんだということです。

 

ピアノ 演奏方法 上達

今日弾いた曲の中で、高校生のときに学校のピアノの先生に習った曲を練習しました。

その先生はアベ先生といいました。

 

譜面で鉛筆で書き込みがあるんですけど、

これ、アベ先生が書き込みしたやつなんですね。

 

<のマークはクレシェンドといって、だんだん大きくという意味をもっています。

その記号は、この楽譜にはなかったんですけど、先生が書き込みました。

 

うちは、自分のオリジナルピアノソロを譜面におこしています(まだ1曲ですが)。

 

譜面をはじめて作ってみて知ったのですが、

自分の弾いている弾き方を全て記号で書き込むと、すごく見づらい楽譜になってしまいます。

情報は、載せすぎるとダメなんだなと。

なので、ここは絶対に必要だなというところをいれて、見づらくなるようなら記号は減らすしかない。

 

そう、だから、多分今まで自分が弾いてきた楽譜もその可能性はおおいにある。

 

久石譲の楽譜もそうだったのかもしれない。

っていうか、実際そうなんだよな。

CDと楽譜聴き比べると、あれ?ここ記号書いてないなーっていうのある。

 

ピアノ 演奏方法 上達

アベ先生に習ってから、CDをもっとよく聞くようになったんだよね。

それで、楽譜に書いていないところは、自分で書き込むようになった。

自分しか弾かないから、記号じゃなくて日本語でもいいしね。

※写真は「ゆっくり」を書き込み

 

 

ピアノ 演奏方法 上達

※「先にひく」を書き込み

 

 

うちは、アベ先生の演奏が好きでした。

他の生徒が曲を決めるときに、試し弾いてあげているのを聞いて、

「簡単な曲なのに、先生が弾くと、なんかめっちゃキレイ」

って思ったんだ。

 

それまでは、速い曲がかっこよくて好きだったりしたんだけど、

そこから価値観変わって、簡単な楽譜でもキレイに弾くにはどうしたらいいのか楽しめるようになった。

 

 

楽譜というのは素晴らしい。

読める人が見れば演奏できるから。

 

でも、それは、アクマでも楽譜通りに弾いた演奏であって、

作った本人が演奏したものに近いものが弾けるかといったら別。

 

その曲を作った作曲者をいかに演じられるか。

それが、ピアノ演奏の奥の深さなうような気がする。

 

もちろん、独自のアレンジで弾くのも素敵なことです。

 

でも、うちは、ピアノソロの楽しさというのを、なんか改めて知った。

 

アベ先生に自分が習っていたときは、先生絶対聞いたことないでしょ、って曲もめっちゃかっこよく弾いてくれた。

「音階があがっていってるから、そこからは少し強めに演奏してみて」とか、ポイントを教えてくれた。

そんなの記号もないのに、そうやって演奏すると、聴き心地が全然違った。

 

譜面には、見えないメッセージが山ほど隠されている。

譜面通りに弾くだけっていうのは、まだまだピアノソロの楽しさを楽しめていない。

譜面に書いてある情報から、いかにその他の情報を読み取るか。

そこにピアノソロのおもしろさが眠っている。

 

演奏というのは、役者に似ているなと思う。

死んでしまった作曲者、ベートーベンの曲なんかも、いかにベートーベンになりきって演奏できるかということなのかなと思う。

 

「ベートーベンの曲を自分の感性で表現する」のも楽しさの一つだけど、

「ベートーベンを演じて曲を演奏する」というのも楽しさの一つなんだ。

 

うちは今まで前者の弾き方しかしてこなかったように感じる。

 

こんなことに気づいたのも、昨日V6の愛なんだという番組を見たから。

岡田くんが、アクション演技について高校生に話しているシーンを見て、いろんなこと感じた。

同じことは、ピアノの演奏にもいえるなーって、今日弾いてて思った。

 

なりきる、魂を込める、なんて表現していいのかわからないけど、

ピアノの演奏は、ただただ弾くのではないんだよな。

 

今まで、自分を出した演奏だった。

うーん、言い切るとそうでもなくて、もちろんCD聞いて気づいたところは書き込んできた。

でも、なんていうか、弾いているときは、久石譲を意識はしてない。

 

それはそれでもちろんよかったけど、

なんかもっとうまくなりたいって思った。

 

なりきることは、多分、うちはあまり苦手ではなく、どちらかといえばできるほうだと思う。

(うちの生まれもったものからして)

だからこそ、こういうことに気づいたのかもしれないし。

自分に必要なことだから、思う、気づく、感じる。

 

うん、ピアノソロ、もっと好きになった。

練習がんばります。

 

Thanks, Cathy

 

 

追伸

今日弾いていたのは、この楽譜です。

 

これは、楽譜だけなんだけど、

全く同じ内容のものがCDでも発売されています。

 

 

何度もCD聞いて練習してきました。

一番よく弾いている楽譜だし、久石譲の中で一番聞いているCD。

それでもまだまだ足りていない。

 

譜面もCDも作るまでは大変だと思うけど、

形にしてくれたからこそ、こうやってうちはずっと楽しむことができている。

 

ありがたいな。

感謝です。

 

 

 

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